2024年03月29日
窓とドアをグレードアップするリモデルを行いました。
使用パーツ・建材
アルミクラッドのフレンチドア
BEFORE
チューダー様式のファサードを持つ邸宅です。素敵な建物のオーナーになられたお客様ですが、ご購入前に窓やドアなど幾つか気が付いた点はあったのですが、住んでからゆっくり直そうと考えられました。
アルミクラッド(木+アルミ被覆)の窓とスチール面材の断熱ドアの仕様という申し分のないグレードです。調査してみると仰るように腐食が進んでいる窓がありました。原因は窓が家具の後ろになって前オーナーが閉めきっていた事にあるようでしたが、窓も湿気に強くない作りだったのかもしれません。
修理が必要な箇所と症状を整理し、箇所ごとに修理方法と使用する新しい建具、リノベーション後のデザインをご提案させていただくことにしました。
AFTER
スチール面材のドアに錆が回っていたので、アルミクラッドのフレンチドアに変更しました。
1Fのベイウィンド型に張出た壁は、構造躯体にまでダメージが及んでいましたので、中央をフレンチドアにしてお庭へ直接出られるようにしました。
オーナー様も持ち前のセンスをいかんなく発揮されて、室内のビフォー・アフターは明るく素敵なお部屋になりました。
2024年03月29日
玄関ドアのメンテナンスを行いました。
使用パーツ・建材
Buffelenの木製ドア
BEFORE
こちらはBuffelenの木製ドアです。
昨年の台風で煽られた拍子にドアクローザーが破損。
その際に玄関の枠も破損して建付けが悪くなり、ラッチと鍵の掛かりが悪くなったことから、ご相談をいただきました。
ドア自体も、経年で屋外側のペンキの色褪せが目立ち、一部ひび割れも起こっていたため、玄関枠とドアパネルの交換をご希望されました。
デザインは今のドアとできるだけ同じにしたいとのご要望を受け、カタログからドアとロックセットのデザイン・カラーを確認しながら決定しました。
AFTER
築30年経っているお家ですが、玄関の開口部はとても良好な状態でした。
玄関上に広めの軒があるため、雨による影響が無かったのでしょう。
補修を行う必要が無く、速やかに玄関枠を取り付けることができました。
元々の玄関の敷居は石材が嵌められていて、ドアが閉まったときはこれ(石)にドアパネルの下面が当たる納まりになっていたため、すきま風が入ってくる状態でした。
新しいドア枠には敷居材(シル)を採用して石材の上に乗せて、気密性を確保しました。さらに、ドアパネルの足元にもボトムスウィープを履かせてさらに高気密になっています。
塗装の仕上げが完了し、新品に戻ったような玄関が完成しました。
ツヤを出したウッドカラーと真鍮のロックセットが高級感を感じさせます。
2024年03月29日
外観リニューアル・サッシ交換・構造補強を行いました。
BEFORE
築20年。外壁塗料の白化が進んで塗替えの頃合いになっていたところに、アルミクラッド(木製+アルミ被覆)窓の一部に、サッシフレーム(木部)の腐蝕が発生。バルコニーの軒裏には漏水の兆候が見られました。
冬季の低温多湿になる土地柄を考慮して、結露しにくいLow-E4ガラス入のサッシを提案しました。持ち出しバルコニーは、針と柱を入れて「歪み」を矯正することにしました。
AFTER
バルコニーを梁と柱で補強したことで、安定感がでて、見た目のバランスも良くなりました。気になっていた玄関ドアの建付けも調整し、外側からラッチが見えていたノブには、ロックガードを取り付けてセキュリティーもアップしました。
以前より長持ちするよう塗料を強化採して、外部の全てのシーリングを打ち直しましたので、新築の時のような外観を取り戻しました。
2024年03月29日
外観リニューアルを行いました。
BEFORE
ツーバイフォー工法で建築された輸入住宅はの耐久性は7-80年、あるいはそれ以上と言われています。窓を設置する前の防水処理は、建物を長持ちさせるための最も重要な工程の一つです。
この処理が指示書通りに施工できていれば、何らかの理由で外壁仕上材の内側に水が侵入した場合でも、その水は防水処理の表面を伝わって外壁防水紙と外壁仕上材の間を流れて、外へ排出されるか蒸発します。
したがって、きちんと施工された建物は、大事な構造躯体と外部の窓とドアが漏水による侵食を受けるのことがなく、建物が長持ちすることになります。
防水処理を怠っていたり充分でない場合、侵入した水は開口部(窓やドアなど)廻りに集まって留まります。特に窓の下は溜まりやすいのです。溜まった水は、構造躯体(ランバーや合板)を腐食させる原因になります。
その結果、窓周辺の室内壁を濡らしたり、ケーシングや延長枠付近から水が出てきます。すぐに症状が表面に現れない場合でも、時間がたつに連れて外壁の窓下の角に水が流れたようなシミが発生します。
AFTER
目に見えない箇所の漏水ですが、腐食が進んでしまうと構造躯体の木材や合板、断熱材、室内側の石膏ボードまで取り替えることになりますので、できるだけ傷が浅いうちに発見したいものです。
発見が早ければ、一度窓を外して防水処理をきちんと行って、再び窓を設置する工事で済みます。せっかくの素敵な建物ですから、なんとか再生させて長持ちさせたいと思います。ワイエムエムはそのためのお手伝いをしています。
我が国日本でも、ツーバイフォー工法のオープン化以降に建築された初期の輸入住宅は築40年を迎えました。
私達がリモデルやメンテナンスを担当させていただいているお家の中にも築40年に迫る輸入住宅が数棟ありますが、いずれも雨漏れなどはなく、床下の構造木材も建築当時と同じ肌色を保っていますので、まめにメンテナンスを行って、これからまだ何十年も住み継がれていくことでしょう。